どうもこんにちはセミリタイアマンです。
僕は2023年末をもって10年以上勤めたとある大企業を退職して、現在はゆっくり個人事業主をしながらセミリタイア生活を送っています。
まあ厳密にいうと、残っていた有給を全て消化しきったので、最後に出勤したのは2023年11月の下旬ごろでした。
そこで今回の記事では僕が会社員としての最終出勤日に過ごした一日や感じたことなどをツラツラとまとめていきたいと思います。
果たしてこの記事が誰かの役にたつのかどうかは分かりませんが、10年以上勤めた会社を退職するなんて人生の中でもなかなかない貴重な体験だと思うので、自分自身の記録としても残しておきたいと思います。
- 最終出勤日の過ごし方
- 事前に準備をしておいたほうがいい意外なもの
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会社員時代、朝は基本的に毎日7時ごろに起きて、大体8時ごろには家を出ていました。
ちなみに自宅は会社から近かったので毎日歩いて会社に行っていました。この時間は運動にもなるし、好きな音楽も聞けてテンションも上がるので割りと好きな時間でしたね。
そして最終出勤日。
会社に退職の意向を伝えてから約1ヶ月、毎日この日を待ちわびてワクワクして過ごしていましたが、いざ当日になってみると思いのほか気持ちはそこまで高ぶっておらず、すごくフラットな感じでした。
むしろ退職をしたいと上司に伝えた日の方がずっとテンションは高かったし、帰り道もウキウキで帰っていた気がします。
別に会社に対する”寂しさ”とか”後悔”があったわけじゃないけど、意外とワクワクした気持ちが無かったのを覚えています。
なんか思ってたのと違うw
会社に到着してからはいつもと変わらず普通に仕事をしてました。
むしろ突発の案件が発生していつもより忙しかったぐらいです。
職場の同僚も別に普段と何も変わらず接してきていました。(まあ普段からあまり親しい仲ではなかったんですがw)
そして夕方。
僕の会社は定時が17時15分なので、16時ぐらいになると少しずつそわそわしてきました。
出先での業務を終わらせて自分の事務所に帰る前に、その業務で関わっていた人たちに一通り挨拶をしていたんですが、そこで初めて寂しいという気持ちが少し出てきたような気がします。
僕の業務の性質上、職場の同僚よりも出先で関わった人たちとのほうが濃い人間関係を築けていたので、その人たちとお別れする時はさすがに少しグッと来るものがありましたが、それでも「明日から会社に来なくて良い」というウキウキの方が勝ってはいましたw
そんな感じで事務所に戻って身辺整理を始めます。
デスクの整理や事前にやるべき事務手続きは前日までに済ませておいたので、基本的にはPCの返却手続きのみです。
しかし、ここで一つやっていないことに気が付きました。
やばい、退職の挨拶メール作ってない
ぶっちゃけ挨拶メールのテンプレートはネットを探せばすぐ出てくるので文章の作成はすぐにできるのですが、時間がかかるのが宛先の入力。
僕は全然社交的な人間ではないので会社での人付き合いは少ないほうではあったと思いますが、それでも宛先入力にはめちゃくちゃ時間がかかりました。
職場の同僚、社外の取引先、社内の関係部署、転勤した昔の同僚や上司…等々
結局1時間以上かかって300人近くのアドレスを入力。普段はほとんど残業をすることがなかったのに、まさかの最終出勤日に2時間近くの残業をする羽目に。
それでも後になって思い返してみると何人か抜けていたので、退職の挨拶メールは前日までに作っておくことをおすすめします。
退職の挨拶メールは余裕を持って作っておくといい(思っている以上に時間がかかる)
そんなこんなでPCの返却手続きを終え、会社の通行カードも受付に返却をして、とうとう会社の敷地から出ます。
この時の気持ちを%で表すと
- 明日からは自由だ!!というウキウキした気持ち:50%
- もう会社には絶対戻ってこないぞ!!という挑戦的な気持ち:30%
- 来月からは固定給がなくなってしまう…という不安な気持ち:15%
- 何か事務手続き忘れてないかな…??という会社員的な気持ち:5%
完全リタイアではないので、基本的には生活費を今後も稼がなくてはいけません。
なので、会社員の固定給がなくなってしまうことには不安がありつつも、それ以上に会社に来なくていいというウキウキした気持ちと、今後の人生は自分で全部決めてやるという挑戦的でワクワクした気持ちの方がはるかに大きかったです。
例えるなら、ワンピースのルフィが海賊王を目指して一人小さい船で旅立つ気持ちと近いかもしれません。(伝われこの想い)
そして退職して2ヶ月が経過した現在の気持ちはどうかというと
- 明日からは自由だ!!というウキウキした気持ち:
50%→0% - もう会社には絶対戻ってこないぞ!!という挑戦的な気持ち:
30%→40% - 来月からは固定給がなくなってしまう…という不安な気持ち:
15%→5% - 何か事務手続き忘れてないかな…??という会社員的な気持ち:
5%→5% - 毎日楽しすぎる!!!という今まで感じたことのなかった気持ち:50%
さすがに明日からは自由だ!!という気持ちはなくなりましたw
多くのセミリタイアを実践してる人たちが言っていますが、会社に行かない生活には割りとすぐに慣れます。僕も1ヶ月経過したごろには普通に慣れました。
それよりも社会人になってから一度も感じたことのなかった「毎日が楽しい」という新しい気持ちがでてきました。こんな風に思ったのは大学生の夏休み以来かもしれません。
今は毎日のんびり自分の好きなことをしつつも、自分の好きなときに仕事ができて、それでいて生活に必要なお金はもらえているので本当に毎日が充実していて楽しいです。
しかも1日1日過ぎていくのが早くて、気づいたら金曜日になっています。こんなこと会社員時代は一度も思ったことがありませんでした。
とはいえ、今の状況がずっと続くなんて思ってもいないので、少なからず将来の不安があるのも事実です。
ただ、どこか心の中で「まあ、どうにかなるだろうな」っていう気持ちがあります。
楽観的な考え方だとは思いますが、とにかく今は色々なことに挑戦していくことが本当に楽しいです。
ということで今回は最終出勤日での出来事や自分が感じたことをまとめてみました。
ワクワクした気持ちはありつつも、将来への不安な気持ちは常にまとわりついてます。
ただ少なくとも今現在は会社員を辞めたことに対して全く後悔していません。
むしろ会社員として定年まで勤め上げて、本当に自分のやりたかったことに挑戦できない人生の方が後悔したかもしれません。
まあまだ30代の半ばなので、この選択の答えが分かるのはおそらくずっと先だと思います。
少しでもこの選択が正しかったとなるように、今はとにかく自分にできることを一つずつやっていって最高のリタイア生活が送れるように頑張ります。
リタイア王に俺はなる!!
最近ワンピースばっか見てるので、こんな終わり方ですいません。